それでも私がフィルムを選ぶ理由


こんにちは、MS部の上地です。

今年も残すところわずか・・
この1年を振り返る際に、撮影した写真や動画を見返す方も多いのではないでしょうか。

そんな今回のテーマは「フィルム写真」について。

私がフィルムカメラを初めて手にしたのは、
高校卒業を間近に控えた18歳。
県外の大学に進学するため、引っ越しの準備をしていた際に
どこからか一眼レフのフィルムカメラが発掘され、
冗談で母から「あげるよ」と言われたことがきっかけでした。

当時、ギャル全開だった私はもらうだけもらって、特に興味もなかったので、
36枚撮りのフィルムを全て、鏡越しの自撮りに費やしたことを覚えています・・・

今やカメラそのものの性能が上がり、圧倒的な写真が世に溢れ出す世の中で、
SNS上では、スマホのカメラでも驚くような写真を生み出す人も多くいます。
フィルム自体、これからますます淘汰されてしまうのが世の常かもしれません。

それでも初めてフィルムカメラを手にしてから10年ほど、
様々なフィルムを試したり、一緒にバックパッカーしたり・・・
どこかに発信するわけでもなく、ひたすら写真を撮っています。

■それでも私がフィルムを選ぶ理由

1)フィルム独特の淡く切ない写り
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自分が美しいと思ったものや、なんでもない一瞬が、
現像すると当時の匂いまで蘇ってきて、写真に手ざわり感が残るのがフィルム写真の魅力。
解像度こそないですが、感情に訴えかける写真(「エモい」写真)が撮れるような気がします。

2)1枚1枚に重みが生まれる
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お金と時間はかかりますが、
真剣に考えてシャッターを切った写真は、自分にとって愛着のある1枚になります。

3)自分の人生が最高だと思える
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あまり良い題が思いつかなかったのですが(笑)、
これこそが、私のフィルムカメラを使う一番の理由かもしれません。

人それぞれ紆余曲折ある中で、
自分の人生は「面白かった」「ドラマチックだった」と考えたり、願ったりするかと思います。
私はその思いを、フィルムの写真を通して感じたいのだと思います。

普通だったら忘れてしまうような瞬間も、儚い美しさを残して記憶を上書きしてくれます。

■わたし的2021年ベストフォトグラフ(余談)
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極楽鳥花らしからぬ佇まいと、塀の色と、光の入り方が絶妙だったので撮りました。

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ちょっと立ち止まって日常を撮影して、振り返る。
忙しく毎日が流れて、流されてしまいまくりそうな時には
リセットするためのひとつの手段としてオススメです。

フィルムを使ったことがない方も、かつては使っていた方も、
フィルムカメラを使ってみてはいかがですか?

次回はMS部の加藤さんです。よろしくお願いいたします。

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