国際野外美術展アーティスト・イン・レジデンス


SS部の染谷と申します。

ジオブレインに入社して3ヶ月。

初ブログになります。

 

なかなかネタが思いつかず2013年の話で恐縮ですが、

みなさま「アーティスト・イン・レジデンス」って、ご存知でしょうか?

アーティスト・イン・レジデンスとはアーティストがその土地に滞在し、その土地で感じたさまざまな

柄を表現活動の基点とするものです。

アーティストが滞在し、何を見て何を感じるのか。そこからこのプロジェクトはスタートします。

世界各国の選抜アーティストが現地に滞在し作品を作るのですが、期間中は寝食をともにした生活を送り

つつ作品制作を通し国境を超えた交流を深めるんです。

 

私も過去に照明デザインの世界コンペティションでグランプリを獲得したのがきっかけで、

あらゆるジャンルの現代日本の造形家100人に選ばれてしまい、

招待作家としてお声がかかりアーティストインレジデンスなるものに参加してみたんです。

 

滞在先の現地で何を表現するか?作品の意図が伝わる空間(設営場所)を探しつつ、

その場で手に入る素材や加工方法を考えながらの制作活動です。

 

会場は野外、、、ほとんどが森の中。

私は破壊された自然はすぐには戻らないということを表現することにしました。

 

ロケハンしまくって展示場所に決めたのが市所有の土地であり市民の憩いの場でした。

 

ここからが厄介でデッカイ穴を掘りたいと申し出たんです。

交渉を続け完璧な現状復帰と安全対策が条件で許可を得ました。

そして台風豪雨が続いた年でもありました。

 

作品はコンセプトを創り上げた段階から、ゆっくりした時間経過が表現上必要でした。

そして作業の痕がわかってしまうとシラケてしまうと感じたので段取りと作戦を考えて制作着手です。

 

芝生を綺麗に剥がす為に分割して根こそぎカット。

作業の形跡を残さないためにも丁寧に剥し「てみ」を使って見えないところに運ぶ。

水分を含んでやたら重い。

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芝生を剥がしたら、穴掘り開始!!!土を「てみ」に積んでひたすら運ぶ、、、。

全て手運び。立米計算してもらったらその量2トン超!!!

大雨が続いての土はとても重くしんどかったがよく掘った!!!

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そして掘り起こした2トン超の土を浮かせ、自然破壊のもっとも重要な表現となるクラックを入れたのです。

ロケハンからはじまり約二週間で完成!!!なかなかの大作ができギャラリーや海外勢からも

モノ派を彷彿させる作品でクールだと好評でありました。

再生

 

 

日本語オンリー(それも怪しい)の私でも、ジェスチャートークでアメリカ・トーゴ・ドイツ・アイスラン

ド・インド・オーストリアの人たちと言葉は通じないけど、十分コミュニケーションはとれ、掃除・炊事・

洗濯を協力し合い毎夜のプレゼンテーションと交流パーティーなど刺激的な日々を送れました。

 

コンデジで撮った動画(50秒)もお時間ありましたら是非ご覧ください!

手を使うことや汗を掻くことはやっぱりいいです。

デザインにも役に立ち貴重な体験をさせていただきました。

 

次回のブログは、SS部の濱井さんとなります。

よろしくお願いします!

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