グンマという国


皆さんこんにちは。
MS部の千葉浩一と申します。
ところで、皆さんはグンマという県をご存じでしょうか?
そう、あの北関東3強の一角、グンマです。

「グンマ」で画像検索してみてください。
次々と衝撃的な画像が出てくると思います。
あまりの恐ろしさに私はこのブログに載せることを躊躇しました。
そう、グンマはとても恐ろしい場所なのです。

さて、そのグンマ。
都道府県魅力度ランキングでは、長年にわたり最下位付近に甘んじているという体たらくなのです。

グンマと言えば、富岡製糸場が世界文化遺産登録されたことをはじめ、日本一の湧出量を誇る草津温泉、日本最多の内閣総理大臣輩出するなど、魅力満載な県のはずなのです。

何かがおかしい。
これは陰謀…?

そう思わざるを得ないのです。

そこで、私はこの目で確かめるべく、急遽グンマの首都マエバシに飛ぶことにしました。
ただし、移動手段はチャリです。

なぜチャリなのか?
それは、水戸にも宇都宮にもチャリで行ったことがあるからです。
したがって、マエバシも等しくチャリで行くべきだと判断しました。
(今思えばそれが悪夢の始まりでした…)
迎えた当日。

順調にペダルが進みます。

しかし、グンマ県庁が見えだしたあたりから世界が一変します。
いくらペダルをこいでも前に進まないのです。
奥義「立ちこぎ」をもってしてもです。

メーターを見ました。
…時速5キロ?

そして、顔が猛烈に痛い。
もはや強風というレベルではありません。

やっと気づきました。
これがあの悪名高い上州のからっ風なのだと。

強さもさることながら乾燥もすごいです。
5月という穏やかな時期に関わらず私の唇は切れてしまいました。
まさかの流血という緊急事態が発生しました。

よそ者を殺しにかかっている…。
これがグンマの洗礼なのだと思い知らされました。
予定に遅れること1時間半。
ようやくマエバシ中心部に到着しました。

時刻は19時。

遅い時間ではありません。
ですが、中心部にも関わらず人っ子一人いません。
さらには、店という店がどこも閉まっており、およそ首都とは思えないほどの静まり具合です。

宇都宮では名物の餃子を食べてもらうべく店が連なっていたり、
水戸ではストリートミュージシャンによる演奏など、
街全体に活気があり、そこに人々の温かさを感じられたものでした。

しかし、ここマエバシでは、そんなものは一切ありませんでした。

本来であれば、夕暮れの中、赤城山を望みながらグンマ名物焼きまんじゅうを食すはずでした。
しかし、その夢は儚くも破れさりました。
私は暗闇の中、煌々と輝くセブンに立ち寄り、ペペロンチーノ(税込498円)を買って食べました。
その日のペペロンチーノはやたらとしょっぱかった記憶があります。
よそ者に容赦はしない。
これがグンマのやり方なのだと思い知らされました。

訪れた者の精神を破壊させる。これがグンマという国…。
そして、これがグンマの魅力度を低位置にしてしまう原因なのではないかと思いました。

にわかに信じられない話かもしれません。
しかし、これが私にとっての事実なのです。
あとはご自身の目で確かめてみてほしいと思います。

P.S.
これは2016年ゴールデンウィークの出来事です。
今年(2017年)は千葉・茨城の手賀沼→利根川→霞ヶ浦サイクリングに行きました☆

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