2017年観劇日記②


皆さんこんにちは。管理部の野村です。

2回目のブログ執筆の順番がまわってきたことで、あれからもう2ヶ月以上経ってしまったということにはたと気が付き、恐れおののきました。

時間は誰しも平等に流れているはずなのに、二十歳を超えた辺りから、その急速な流れに全くついていけません。

このように年齢を重ねるほど時間の流れが速く感じる理由のひとつ「ジャネーの法則」を高校生の時に初めて聞いたことを思い出しました。

そしてまた恐れおののきました。高校時代がもう約10年前だという事実に…。
さて、どうでもいいことを長らく語ってしまいましたが、今回も何を書こうか迷った結果、なんのひねりもなく、前回と同様私の超個人的な観劇の感想を書き連ねていこうと思います。

今回は約2年前からまんまとハマってしまった、愛と夢とキラキラしたものが詰まった宝塚歌劇団の観劇日記です!

①グランドホテル/カルーセル輪舞曲(月組)

「グランドホテル」は1989年トミー・チェーン氏演出・振付によりブロードウェイで上演され、トニー賞5部門を受賞するなど圧倒的な評価を得て、世界各地でも上演。宝塚では1993年に涼風真世さん主演で日本初演となりました(私はまたもそんな前情報もなくほいほい観に行ったのですが…)
ベルリンにある高級ホテル「グランドホテル」で、様々な人間模様がうごめきます。セットはシンプルで、回転装置などを使った大きな場面転換もなく、ホテルの入り口である回転扉、シャンデリア、椅子、間仕切りほどのみ。しかし絢爛豪華な高級ホテルがそこに見えるようでした。これがトップお披露目となる珠城りょうさんが、表向きには若くてイケメンでプレイボーイ、裏ではホテルの滞在費用も滞納しまくりで借金まみれのガイゲルン男爵を爽やかに演じています。ヒロインは、昔は世界に名を馳せたプリマ・バレリーナ、今は落ち目で年増のエリザヴェッタをトップ娘役を続投する愛希れいかさんが、実年齢は全然若いのに見事に表現されています。最後の場面、ガイゲルン男爵を待ち続けるエリザヴェッタが切ないです…。

②幕末太陽傳/Dramatic S!(雪組)

1957年に川島雄三監督の代表作である映画「幕末太陽傳」の初のミュージカル化。古典落語を織り交ぜ品川の遊郭を舞台に起こる人間模様がコミカルに描かれています。この公演でトップスターの早霧せいなさんとトップ娘役の咲妃みゆさんが退団されたのですが、退団公演にふさわしい、どこまでも明るく笑えて、最後もさっぱりスッキリ爽快感溢れる人情物でした。出てくる江戸のみんながツッコミどころはあるけども憎めない、いい人ばかりでほっこりします。やっぱり雪組は日本物なのですね。個人的にはやり手おくまを演じる舞咲りんさんの場末感とツッコミがうまい。次期トップ娘役の真彩希帆さんの歌唱力はさすがです。これまた歌ウマの次期トップスターの望海風斗さんのコンビを早く観たいです!

③邪馬台国の風/Santé!!~最高級ワインをあなたに~(花組)

 何を隠そう花組贔屓な私、花組公演は観ないわけにはいきません。今回はなんとタイトル通り邪馬台国が舞台です。幼い頃に両親を敵国狗奴国の兵に殺された主人公タケヒコは、ある時、狗奴の兵に襲われていたマナという娘を助けます。やがて大巫女の位を受けたマナは、ヒミコという名を与えられ邪馬台国の女王となります。まさかあの卑弥呼の恋愛模様が見られるとは。しかし弥生時代といっても、あの両耳のそばで瓢箪のように髪を束ねているみずら頭の青年は出てきません。宝塚ナイズされたスタイリッシュな弥生ボーイが長髪をたなびかせているのです。そりゃ卑弥呼も恋に落ちるわってなもんです。激化していく敵国との戦いの中で、国を守るため女王として神の声を聞き民を導くマナと、手の届かない存在になってしまったマナを一途に思い続けるタケヒコの二人の関係が美しくも儚いです。何故かトップスターの明日海りおさんは今まで幸せいっぱいハッピーエンドの作品は少ない気がするので、これでもかというぐらい明るい多幸感いっぱいの作品を観てみたいです。

 

出費は嵩みますが(…)これからもどっぷり宝塚ワールドを堪能していきたいと思います!

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